梅雨真っ只中の七夕の夕方
学校からの帰り道
君を載せた自転車を汗だくになりながら必死に
坂道を登る
暑さの中の汗と緊張の汗
ちょこんとつままれたワイシャツ
終業式に約束してた夏祭り
浴衣を着た君が 眩しすぎて
周りのみんなも 神様もやきもち
大粒の雨で祝福された
ずぶ濡れになって
中止になった祭りを悔しそうにする君
束ねた髪から下たる雫に
虹がかかる
楽しい時の終焉はあっさりと訪れ
淡い色がグレーに染まる
やがて目を閉じても浮かんでこない
会社からの帰り道
夏恒例の土砂降りのお天気雨
雨のやみまに
どこからか あの時の浴衣の匂いがした
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