自動販売機で缶コーヒーを買った
150円入れて お釣りは30円
釣銭のとこに手を入れ小銭を取った
取った小銭は百円玉が3枚と 十円玉が11枚
僕は十円玉3枚財布にしまい
残りを全て自動販売機のコイン投入口に入れ
そこから立ち去った
電車を待つ駅のホーム
耳にイヤホンを入れ ボーっと柱に体を委ねる
身なりの整った制服を着た 小学生が一人
同じ電車に乗った小学生は 若い女性の隣に座る
混雑した車内の波に押され 僕はその斜め前
次の駅で大きな紙袋を持った 老婆が一人
小学生の前に立つ
気が付いた少年は 手に持っていた単語帳がプルプルするぐらい
モジモジと緊張感の狭間に立つ
次の駅に着いた時 降りない老婆に少年が声をかける
あっさりと譲られた席を断る老婆
いたたまれない空気の電車内の中
僕はイヤホンを耳の奥に押し込むふりをして その席に座った
ほんの数秒で 空気が凍てつく
何かを悟った顔をした僕は 立ち上がり
老婆の紙袋を座席に置き
扉の前へ移動し イヤホンに音を流し始めた
駅の階段を下ると 大きなスーパーがある
隣の駐輪場で 自転車を止めてる少年が2人
タイヤをロックする機械を毛嫌いしてか
自転車と自転車の間に上手い事止め 友達にそれを促す
2人がスーパーへと歩き出す時
1人の少年のポケットから マスクが落ちた
気が付かない少年
僕はそこへ近づいた時 マスクのゴムを摘み
隣のコンビニのゴミ箱に入れた
マスクが無く店内に入れなった少年が慌てて戻って来て
自転車の間から自分の自転車を出し
一目散へと走り去った行った
動物は笑わない
そう勝手に人は思って 生きてきた
でも
僕も笑わない
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