空、今日も青空です

噛むと美味いんだ     ~come to mind~ - にほんブログ村

生まれて初めて 自分が泣いては

涙を流してはいけない事が起きた

幼い頃 人前で男の子は泣いちゃダメだと

周りの大人や姉や 本やテレビで何度も見てきた

ただ母親だけは 泣いても 泣きじゃくっても 

泣いてる僕の頭を ただ 撫ぜてくれた

幼い頃から 何に対しても どんな時も

自分の生きている場所で 血が出るほど

歯を食いしばって生きてきた

生きていて楽しい事など何も無かった幼少期

ずっと 自分を偽って生きていた

感情を出さないように 押し殺し 

何にも関心が無いように装い 夢を追う権利など

持て合わせずに生まれて来たと思っていた

だから 誰も居ない 真っ暗な下水道管の中で

ひっそりと泣いていた

そうやって 生きて来た少年が やがて大人になり

親になって

何よりも誰よりも

涙が溢れる大人に育った

でも

鳶が鷹を産む

鷹になりたかった鳶は 

鷹になるのを諦める時 

自分が鳶だった 鳶に生まれた事を後悔するだろうか

親が鷹じゃなかった事を恨むだろうか 

そんな鳶の親が 

鷹に成りたかった鳶に 

鷹になれずにごめんなさいと言われたら 

その鳶の親は 

親子鳶 

鳶の親が 鳶を産んだこと

鳶に鷹を目指させ育てた事を悔いてはいけない

だって

鳶として羽ばたいていく物語は

ここからだから 

だから この物語で 

涙を流してはいけない

必死に涙を堪えなければいけない

どれだけ心が揺さぶられても 

涙を流すような

エンドロールは全く流れてきていない

オープニングクレジットすらまだ序盤

ここから 新しい物語は始まる

そんなシーンには

涙よりもワクワクの笑顔が 似合うから 

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