朝露が葉の上で一休み
そこにやって来た 小さな虫は
その水を飲み喉を潤す
植え付けた卵を露委ねて
また小さな葉の下で 暑さを凌ぐ
少し強めの風が吹き
乾いた土に潤いを与える
大地のベッドに寝かされた卵をよそ目に
浸透した雫は 根に吸収され
やがて大きな葉の源となる
大きな葉が灼熱の支援を一身に受け
根を守る葉となる
同時に守られ やがて飛び立った虫も
また 新たな雫を求めて
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