新しい年が 明けて 半月が経つ
新年をお祝いしても 状況は何も変わらない
もがけば 藻掻くほど
上手く行かない事が 増えていくようだ
困っていても 頼れる人など どこにもいないし
昔のように 家族 兄弟 親族で助け合って生きていた時代とは違って
今の 世の中では 兄弟ですら 簡単に見捨てる
歩きながら ふと 地面に 目をやると
まるで 自分の脳みそが 真っ黒になったように
見えて なんだか 笑える
ただ それでも
そんな 今日も 空は青い
川の流れに 優雅に乗って
走っていたような気がしていただけで
本当は 誰かが 息を吹いて
帆を靡かせてくれていたのかもしれない
それでも
大きな 石に 引っかかって動けない
笹船は
今度は 今度こそは
自分の力で 石を跳ね除け
ゆっくりと 川の流れに
沿って生きていきたい
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