あと 数年もすれば 待ちを行き交う人々の半数以上が
ロボティクスに変わるかもしれない
否が応でも 人とロボットが比べられる時が 来る
身を粉にして働き 微々たる賃金を得る側の人間は
私はロボットでは無い 代わりならいくらでもいるんだと
言われても 私には人権がある 人なんだ
キャパを超えれば 疲れ果てるし 動けなくなる
嫌な事があれば 怒ることもあるし 怒鳴ることもある
喚き散らして 逃げる事もある
私は人なんだ 感情もあれば 涙も流す
私は人なんだ
ロボットも容量以上はこなせない 部品が摩耗すれば
動かなくなったり支障が出る
ただ 嫌な事があっても 顔に出さないし
怒ることもなければ 怒鳴りもせず 喚かず
何も言わずに 作業に準ずる
ロボットには感情が無い
まだ 感情は無い
何れ 人間とロボットが比べられる時が来る
それを どう思うか それをどうするか
必ず遠くない未来に やってくる
今 考えておかなければならない事案
先だって 人々の上に立ち 権力を持ち 法を決める人々が
自らの為に 選ぶのか
人々の為に 決めるのかが わかる時が来る
民主主義 共産主義とかの ピラミッド構造を
考え 作った人々が 手を取り 掬うのは
自分のいう事を 文句も言わず 限界までこなせるロボットなのか
それとも 自らの考え 感情を持ち
時に怒り 不満をぶつける 同じ生き物を選ぶのか
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