君が挿した花瓶のバラが
置いたキーケースに影をかける
開いた扉の先に見えていた灯り
感情の無い僕には 反応しない
暗闇の中 レースの向かいに映る
何気ない家族の情景
望みは希望でしか無かった
消えた彼女の影が見えないように
真っ暗闇の中で ソファーに座る
鞄の重みを足に載せて
次の誕生日に贈るはずだった薬指の指輪
隠し場所すら思い出せない
女々しいのは男だから
忘れられないのも男だから
階数を押しても閉じない扉
行先すら見失う
好きだからずっと一緒に居られるとは限らない
頭に浮かぶ 思い出が一緒だとも限らない
今はもう 次の扉を閉めている彼女
僕の扉は 空いたまま
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