何かを判断することも
自分の未来を 過去を振り返る時間すら
与えられずに 押し迫れる次の道への判断
幼い頃には 与えられた
夢を見る時間
それが 大人の扉を開く時には
秒で判断することを委ねられる
掴めるか掴めないかの
人生の掛かった瞬間が
秒も与えられないのに
あのボールを ゴールに入れる事さえ出来れば
その 夢は 掴めたのだろうか
勝ち抜いていくには 運も必要だと恩師に言われた
なら
あの時 仲間の為に蹴ったボールが
仲間のゴールに突き刺さったのが
僕の運命だと言う事なのか
ここまでの道のりよりも 遥かに長いここからの道
その行き先を決める たった一つのボール
丸くて 空っぽの ボールの中は
沢山の夢と希望と不安が 詰め込まれている
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