ここに一冊の本がある
数万ページにも渡る
アダムから繋がる 人類と言う動物の
84億人の 血統書
本の中身を 消すも足すもよし
ただし 消そうが足そうが
何も変わらない
全てを消して 白紙にしたとしても
誰も居なくなった世界に 白紙の本は残るし
新たに進化した 人種を足したとしても
その先 その人種が繋がって行くのかは
誰にもわからない
次のページを捲った者にしか
今 この時を 生きている者が
一瞬で消え去ろうが
消えたのであって 確かにあった
増えようが 無かった者が
確かに増えた
今 と思ったその時は 既に過去であり
どれ程 遥か先の事を想像していようが
いつの日か その日は 必ず過去になる
何十年 何百年経っても
人々は その本を 自分だけの物にしたい欲に勝てず
その意味を わかっていない
争い 奪い合い 傷つけ合う
何かが変わっても 何も変わらないのに
世の中には 人類の科学や研究では
説明できない事柄など 数多くある
宇宙にもあるのだろう
宇宙に飛び立つ理由 人の数を減らす理由
知っていることは誰かも 知っている
知らない事も 誰かが 知っている
本当に 人類の誰も知らない事は
誰も 知らない事
その本に 終わりが来るのか
次の章が始まるのか
まだ 書き記されていない

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