2000年も 末期に迎え
止まらない紛争が 紛争を呼び
世界の人口は数億人まで 減少すると言う痛手を負った
天変地異の脅威も猛威を振るい
重なる砂漠化 氷の世界の減少
海水量の増加 海水温の上昇により
動物界も様変わり 大地の水没も激しく
世界の国は二分化された
それでも 尚 二か国での争いは 絶える事無く
数少ない資源や 食料を争い
遂には 世界の人口は億を下回った
そんな時 主導者たる者が 北の国の山から下山し
世の中のルールを一変をする
醜い争いを 辞めさせる為
人が 子を授かると 六つに分かれた国々のリーダーが持つ
1と2の賽の目によって 足された数の倍数
多ければ120 少なければ60
その振られた賽の目からなる 数字の年齢から 生まれる事になる
すなわち 120の目が出た 赤ん坊は
母のお腹から出て来た時の 年は120歳
生まれたての頃は 老いた歯を理由に流動食を流し
杖をついて起き上がり 風呂もトイレも親に付き添われる
徐々に年齢の数字が減っていき
いつの日か 大人と呼ばれるようになったころには
母と父の幼児化が始まり おむつの交換や 離乳食を食べさせる
そして 小さく 小さくなり 体内に戻っていく親を看取る
時の流れは 今と同じだが
人の人生だけが 逆流していく
年寄りから 中年になり 青年になり 少年になる過程で
争いあっていた時期より 身体が動くようになっていく上で
固まっていた脳は 柔らかくなり
身体的にも 思考的にも 出来なかった
考えられなかったことが どんどん 出来るようになっていき
生きてさえいれば 可能性は無限大になる
生まれたての赤ん坊は これから出来る事が
選択肢が 無限であるように
老いの 限りから 無限に進んでいく
学校と言う制度は無く 知的な事は全て
Ai官僚が賄っていて 制度の6人のリーダーの分配も
AIの知能で判断され 新たなリーダーの選出も
過去2000数年の 知識を基に選ばれ
歴史も未来も記憶も記録も AIロボ官僚の頭の中
老人として 生まれる事から
なんでも出来る 若者 未来へと 続くワクワク度
その感情が 争いを抑える副作用になると
主導者は考えた
大地の少なさも 鑑みて 重燃料を使う機械は全て廃止され
電力廃止 重油も掘る事が 禁止
密漁 自家発電をした者は 即刻 退地となり
広大な海の中に ポツンと浮かぶ 砂漠化した東京タワー跡地に
裸のまま 置き去りにされる
手作業で 砂漠化した 大地を耕し
海水から 塩を取り 濾過し 野菜を作る
常に降り続けている 雨を防ぐために作られた
ドームの中で
砂漠の大地の中に無数の反射鏡を置き 太陽光を集め
光や火 作り 日に数度も起きるマグニチュード10レベルの地震に
耐える為に作られた数万本のラテックス系の柱の上の大地に家を建て
貴重な光で 鶏の卵を温め 孵化させる
海の中に 人類が獲れる様な 稚魚はおらず
広大な大海になった事から 一匹 一匹が 当時の北海道並みの大きさに育ち
人の力では到底 捕獲など出来る領域では 無くなった
木を狩り 実も取り漁った 山々は砂漠化し
砂漠化のせいで 生き物は住む場所を無くし
人類も獲る物を失った
成れの果てに行きついた 人類は
どのように 生き どのように 未来を繋げるのか
Amazonアフィリエイトです お買い物にご利用ください


ランキングボタンを押して頂けたら励みになります m(_ _)m
にほんブログ村にも登録しました。ワンクリックよろしくお願いいたします。
