数百年後 ある男女一人づつの 卵子と精子が
国連の世界投票により決められ
今後 地球上では その精子と卵子で
生まれた受精卵以外は 認められないと 地球の法で定められた
その受精卵を 順に人々に配給され
出産する病院も 国連の定めた場所一択
生まれた時に与えられる名前も国連において開かれる
世界国民投票により 決められ
世界の子として
世界中の人々が親となり 教師となり
見本となり 育てていくことと制定される
食べる物も 全ての人が 時間と物 量を決められ
世界中で同じ時に 同じ物を 同じ量食べ
排泄も管理される
会話の仕方も 新たに作られた共通語のみ
イントネーションも 訛りも許されず
感情の入れ方も同じ
時折 出る 自らの感情を入れた言葉を発した者は罰せられ
世界放送で流される音も 声も 観る絵も
統一された物のみ
国連は党首を持たず 権限も持たず
全ては世界投票で決められ それらを補佐する役目の為だけに
集められた人々の為 それら以外の労働と同じ配給物を貰い
同じ時間 同じ量の 同じ物を食べる
何一つ 違わない世界
子供 と呼ばれる全ての 若人は同じ場所で
同じ資料を見て 何かを学ぶのでは無く
脳に残すその内容だけを 刷り込まれる
覚えの差など 許されるはずも無く
少しの違いでもあれば 至極当然罰せられ
淘汰すらされる
それら全ての 事に 男女差も無く
男 女の 区別など無く トイレであろうが
お風呂であろうが 同じ場所 同じ時に使用し
個人個人間での 会話などして良い時間など 設けられておらず
何分違わず成長の過程を踏む
大人になり 作業分野は違えど
全ての過程は同じにされ 必然必須の事以外をする必要も無い
至極当然だが 特別な感情は持たらず者として生きていくため
友情や 恋愛も無く 親への感謝の感情も無い
世界中が親であり 世界の人に差は無いのだから
これが 数十年前 世界が求めに求めた
平等裁判の結果
世界中の人々が 何人たりも違わず 逃さず
平等に生きる
結果の平等も 機会の平等も 叶えた結果
果実の実も 野菜の実も 米粒一つ一つ
同じ大きさ 質量 以外は 認めず
一度に吸う 酸素の量も 違いを持たせない
全てが 均一の
世界中で多くの人に求められた 平等な世界
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