人は 弱い
儚くも弱い
弱さを隠すために 群がり 互いの手を取り合ってきた
その中で ほんの僅かだけ 自らの意思を発する者が現れ
自分の意思を持たらず人々を束ね 先導する
先導する者の邪魔者が現れれば 束ねた人々を誘導し
全員で攻撃し 淘汰する
その行動を繰り返し
今のこの星の 主義は作られてきた
意思を発信する側であっても 一つのミスで
高みから蹴落とされ それを突いた人は高笑い
人は一人では生きてはいけない
その言葉の意味を 履き違えた人類の末路が
どう描かれるのか 容易に想像できると笑う者もいるだろう
天上天下唯我独尊
釈迦は 自分だけがこの世で尊い と言った訳では無い
人は誰であっても 尊い存在である
其々に考えを持ち 其々に無限の可能性があると
言っているだけだ
人は弱い
何よりも弱い
自らが没する恐怖から 人を監視し 人を嘲笑し
人を罰し 人を欺き 人を導く
強さの次元の違う
神は 人に興味など持たないであろうに
人も動物
動物の弱肉強食の世界でも
弱いものほど群れを成し 人数と言う虚勢を張る
それでも 個々の強さには敵わず
狩られた者を犠牲に 我が道を行く
強く逞しかった人類は いつしか
群れを成し虚勢を張らずには
生きられない世界になってしまった
弱いものこそ 群れを成し遠吠えを奏で
群れで弱者を攻撃し 勝ちに沸く
名前も住所も出さずに攻撃するSNSしかり
金と権力を振りかざす 政治家 資産家 著名人
強者の為に作られた 法を司る者たち
思い出して欲しい
天上天下唯我独尊の意味を
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