目の前に 大きな葉が ひらひらと落ちた
新しい命の訪れを伝える為か
一つの物語の終わりを知らしめるためか
物語は 始まりがあって終わりを迎える
始まりのゴングを聞いた者が
必ず終わりの鐘の音を聞くことが出来るとは限らない
風の音も 目の前の情景も
想いかえす間も無く 終わりを迎える事もある
どれほど大事に 一瞬一時を生きていても
人生の選択を何度もして来ていても
終わり方を選択することが出来る者は僅か
新たに生まれ変わったとて
前の物語のシーズンⅡを生きる事は出来ない
どんな逝き方が良いのか
どんな生き方が正しいのか
答えなんてあるわけもなく
正解なんて何所にもない
生きる事は難しい
散りゆく姿を想像しながら
生まれて来る事など無いから
落ちた葉は 風の強さも 太陽の暖かさも
凍てつく寒さも 脳裏に浮かべる事が出来る
その時を 生きたから
生きる事は素晴らしい
何も無い状態がZEROであれば
奇跡によって生まれた1は
2になる事も0になる事も出来る
ひらひらと落ちる姿を見て
何を想うか 感じられるか
全ての事に意味がある



ランキングボタンを押して頂けたら励みになります m(_ _)m

にほんブログ村にも登録しました。ワンクリックよろしくお願いいたします。