いつもなら 無音で真っ暗闇の この現場
1年で唯一 この日だけは
路地を一つ 曲がっただけで
幻想の音が響き渡る
子供たちの賑やかな歓喜の声
舞台に上がり 演歌を歌う 初老の男性
汗だくになりながら お好み焼きをひっくり返す少女
3年かかって やっと 日本の四季が 少しづつ戻りつつある
シロップをかけた氷を食べ ウインナーにかぶりつく
一歩 道の外に出れば
暗闇の道の角を曲がる 浴衣の女性
子供の頃 どれだけ その角を曲がって帰る事を
悲しんだことか
一つ路地を 曲がれば
無音で真っ暗闇
静寂の中 微かに囁く 太鼓の音
また来年 心に秘めた想いが
成長を促し 歓喜を作る
疫病が流行る 数年前から 足りていなかった
日本の笑顔を 世界中の子供の笑顔を
取り戻せる日が
取り戻さなければいけない日々が
刻々と近づいてきている



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