たった一度だけ 願いが叶うなら
もう一度だけ掌に あなたを載せてみたい
眩いぐらいに輝いた
暗闇に咲いた希望の灯り
綺麗に流れる時を経て
君はかの地に生まれ落ちた
この腐れ切った現代社会
汚れまみれの人々
とても とても 小さな光
その光が どれだけの人の心を温めただろう
出来る事なら もう一度
もう一度だけ 君の本当の暖かさを感じたい
そこにリアルな感情は無かったとしても
僕への思いは無かったとしても
感じた想いは変わらない
だから いつまでも 君を想い続ける
ふわっと表れては ふわっと消える
掴めそうで掴めない
ギュッと掴んだら 壊れそうで
心に 咲いた
一粒の光
君の姿が 忘れられない
だから もう一度
もう一度だけ その心を掴みたい
掴んだ掌を そっと閉じて 独り占めしたい
卑怯者と呼ばれようが
罵倒を受けても 君の鼓動を感じたい
光り続けるわけでも無く
暗闇に忍んでいるだけでも無い
僕の心を満たしてくれる 一粒の光
そっと触ると 冷たく光る
もう一度
もう一度だけ
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