見えていた次の段が 見えなくなった
どんなに足を振り下ろしても
何度踏んでも すり抜ける
最初の一歩は 右足から
しっかり踏みしめている左足は
次のリードを待っている
見えない段に藻掻きながら
後ろを振り返る
見えているいくつもの自信
傲慢さ 勘違いで出来た下り道
足踏みして見えた段は遥か遠く
見えない明日と あたらない風
出した右足の 着地点を決めるのは
リードを待つ左足
見えないなら想像すれば良い
自分の世界を 自分の目に
風が煽ってくれないのなら
吹いている嵐を受けに行けばいい
ずぶ濡れになる覚悟を持って
ここで終わり
の言葉を言えるのは 自分だけ
それが 今なのか
明日なのか 来年なのか
昨日だったのか
自分の鼓動に 問いただせ
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