あの日 君が言った 最後の言葉
波の音に飲み込まれた
暗闇の中 小さな手持ち花火の光だけ
その光の中に浮かぶ君の笑顔が
まるで 映画の冒頭のように
時が経つにつれ わかる事が増えて行くから
わからない事も多くなった
何でも言い合えるから
何にも云えなくなった
君が最後に言った言葉
聞こえていたけど聞こえないふりをした
本当は僕が言わなきゃいけない言葉
ずるい僕は 君に言わせてしまった
どっちが言っても同じ言葉なのに
言わなかった僕に 花火の光は届かない
火薬が燃える小さな音が止まった時に
波の音が消えるのが 怖かったから



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