門番

しぶしぶ 街の 門にたどり着くと

鎧を被った おじさん達が2人 こん棒のようなものを持って立っていた

だから 僕は思った 

さすがに このおじさん達が 止めるよね

だって どう考えても このおじさん達の方が 

身体大きいし  腕も太い

持ってる物だって 

皮で作られた盾と  こん棒

こんな ゴマを混ぜるような棒を持った

10歳の少年を外に 出す訳 ないでしょ

すると  門のところで一人のオジサンが言った

おう  もう10歳になったか~  ついに旅立つんだな

立派に育ったもんだ さぞかし お母さんも喜んでいただろ

えっ  

外に出す気 (。´・ω・)?

って  立派も何も  ついこないだまで

お母さんと一緒に寝てたし  一昨日から

急に 一人で寝ろって 言われて 

昨日だって 怖くてほとんど寝れなかったのに (。´・ω・)?

すると

もう一人のオジサンが こう言った

南の洞窟に行く前に 

ここから 北に少し向かった所にある

池に向かった方がいい

そこには 何か お前の役にたつ物があるって

えっ 

何 ? 役に立つ物って (。´・ω・)?

って それ 誰に聞いたの (。´・ω・)?

ちょっと待って  

じゃあ なんで その人 それ 街に持ってきてくれなかったの (。´・ω・)?

そもそも  その  少し北って 

どのくらい ?

10歳になったばっかりの子供だよ

えっ  

一人で 歩いて行くの (。´・ω・)?

行先も 地図も無いのに ? 

オジサン達は それ以上 何も言わず  

重そうな扉を にっこりと笑顔で開いた

誰も止めない 誰もそれ以上口をきいてくれない怖さに

致し方なく 門の外に出た

ギィー  っと  重い音を立てて 

門は閉ざされた

街の外は 

辺り一面 人工芝の様な 茎の短い草むらで

うっすらと 東の遠くの方に 

青い 看板らしきものが見えた

       To be continued


ランキングボタンを押して頂けたら励みになります m(_ _)m

one week storyカテゴリの最新記事