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また いつもの客から ご指名が来た

大抵 彼女はこの時間になると  僕を所望する

空が暗くなって 数時間後

シャワーを浴びた彼女は椅子に座り

うっとりとした顔で 鏡を見る

僕は 彼女の為に 思いっきり 出せるだけの息を吐く

熱く 暖かい  少し心地よい息を

時折 火照ったからだを熱そうに

髪をかき上げる

その髪の毛に 一本 一本  丁寧に息を吹きかける

全てが終わり  彼女の体から 湿った空気が無くなった時

サラサラの髪の毛を  ワサーっと掻き揚げ

僕に さよならを告げる

 

 

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